情報セキュリティが厳しくなっている近年、パスワードを一ヶ月に一回変えないといけないという企業も多いかと思います。さらに同じパスワードを使ってはいけないというルールが設けられているとパスワードを決定するのも相当大変ではないでしょうか。
最初は難なく、決めていたパスワードでしたが1,2年過ぎるうちにパスワードのネタがない!とお困りの方も多いです。
パスワードの決め方について書いているWEBサイトを覗いてみると好きな歌詞をローマ字変換して2回繰り返すなどのパスワード決定方法がありますが、これって人によっては厳しい人もいますよね。
といわけで、身近にあるもので簡単に覚えられ、誰にもすぐに解くことができないパスワードの作り方を紹介します。管理方法も簡単ですので是非試してみてください。
危険なパスワードとは?
まず、前提知識として危険なパスワードはなんぞやということです。例としては以下のようなパスワードです。
- 「123456789」
- 「password」
- 「qwerty(キーボードの配列)」
- 「生年月日」
- 「ログインIDと同じ」
このように、「相手に読まれやすいパスワード」というのが危険なパスワードとなっています。ルーターやWi-fiなどの初期パスワードもこのような命名になっており、パスワードを変更しないとすぐに侵入されるなどと言った問題が発生します。
この手の読まれやすいパスワードはこちらに記載されていますので一度見てみてください。
2015年でもっとも人気のある、そして危険なパスワードは「123456」(最新)
簡単パスワード決定法
さて、それでは、簡単なパスワードの設定方法です。絶対に誰でも覚えることができるので使ってみてください。
1.身近な人間の名前をかな入力の配置で入力する
まず、身近な人の名前を思い浮かべてみてください。「父親」、「母親」、「兄弟」誰でも良いです。
では、次にその人の名前をキーボードで入力します。ここで入力するのが、ローマ字入力ではなくかな入力の配置で入力します。
「あ」の場合は「3」、「い」の場合は「e」といった感じです。濁点は「@」、半濁点は「[」となります。
例えば、思い浮かべた名前が「山田太郎(やまだたろう)」の場合は、「7jq@q\4」といった感じです。これだけで、十分セキュリティレベルが高そうなパスワードが作れました。
ですが、これだけだと月1で変更するパスワードの数に限界があります。身近な人間だけ数えても、
- 父
- 母
- 兄
- 姉
- 弟
- 妹
- 彼女
- 彼氏
- 祖父
- 祖母
- 親戚
などが挙げられますが、数に限りがあります。好きな俳優やアニメのキャラクターを使うなど工夫すれば、まだまだ増やせますが、もっと効率よくパスワードを作りたいです。
というわけで、もう一つ組み合わせを作ります。
2.財布にある会員カードの番号を利用する
代表的な会員カードだと、「SUICA」がありますがSUICAの裏面には会員IDのような番号が記載されています。
「JE000 0000 0000 0000」といった番号です。
最初の「JE000」という番号は、共通していることが多いため、私は残りの12桁を使用しています。基本的に、4桁ずつ区切っていますので4桁毎の数字を使うだけです。
田舎など、SUICAを利用していない人でも何かしら会員カードは持っているはずです。「nanaco」や「ETCカード」、「クレジットカード」なんでも使えます。大体共通して、16桁の数字が記載されていて、4桁ずつ区切られています。
3.二つを組み合わせる
後は、組み合わせるだけです。
例えば、父親の名前が「高橋一郎(たかはしいちろう)」、SUICAの番号が「JE050 1234 5678 9012」だとしたら、パスワードは「qtfdea\45678」となります。
大文字もつけないとダメみたいなルールがあったら、最初の頭文字は大文字にするなどのルールを決めておきましょう。
このようなパスワードの形式であれば、メモ書きもしておけます。メモには「父+SUICA前3」とでも書いて置けばいいでしょう。このメモ書きを他人が読んでも自分以外、パスワードがわかる人はいません。
まとめ
簡単ですが、こんな感じでパスワードを設定しています。唯一、難点だとしたらスマホではこの方法が使えないということですね。PCで利用するパスワード設定の場合に使ってください。
この設定方法にしてから、パスワードを忘れることが100%なくなりましたし、パスワードの命名に悩むこともなくなりました。
パスワード決定するのに毎月苦しめられている方は是非試してみてください。