みずほの次期システムから学ぶIT業界でデスマーチが起こりえる原因

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どうも、くろうです。

みずほ銀行の次期システム構築でとんでもないデスマーチになっているようなのですね。

http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/49014907.html

ちょうどいいので、なんでデスマーチが起きるのか解説しようかと思います。

結論から言います。プロパーは仕様決めるだけで、実際の作業は下にぶん投げるからです。これが、根本的原因です。

というわけで、その視点からIT業界でなぜデスマーチが起きるのかを解説。

実際何をしようとしてたのか

まず、事の発端、みずほ銀行のデスマプロジェクトで何をしようとしてたのかというと、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行の三つの勘定系システムを同時に統合し、かつ新システムに移行するというプロジェクトでした。

極端な例でいうと、FFとドラクエとモンハンを一つのゲームにしようとしてなおかつそこに新たなシステムを織り込もうとしようとしていたみたいな感じです。

正直これはしかたないことは仕方ないんですけどね。各々のシステムを各々の会社が作ってるのでいざ統合するとなるのであれば、そのシステムを作った会社が必要となるのは必然です。

原因1:分割発注したから

まず、第一に4社に分割発注したことが根本的原因。

難しいんですよ。まったく別会社が同じ目標に向かって行動するって。

あとは、1時請け、2時請け問題のせいですね。受注したのは4社ですけど、1時請け2時請け~(7時請け?)を考えると実質100社以上巻き込んでるのではないかと思いますね。

100社をすべてまとめる人材、もしくは全社同じ目標に向かって行動できないとまずスムーズになんかいきません。

このようなプロジェクトで実際に作業を行う流れとしては以下の通りです。

【企業A】

プロパー→1時請け

【企業B】

プロパー→1時請け

さすがに、1時請けならまだ何とかなります。ですが、こうもなると悲惨です。

 

【企業A】

プロパー→1時請け→2時請け→3時請け→4時請け…

【企業B】

プロパー→1時請け→2時請け→3時請け→4時請け…

プロパーから伝言ゲームして4時請けまで伝達されたうえで相手の4時請けの人と連携できるシステムを作らないといけない。

つまり、結局作るのはよくわかってない者同士となるのです。なのに、その二つを連携させるなんて不可能じゃないですか。ここでよくバグが発生します。

おそらくですが、4時請けやら5時請けになるともう仕様なんかわかってません。

原因2:伝達経路の遅さ

4時請けやら5時請けになると、質問から回答が帰ってくるまで相当な時間を要します。

この制御が正しいのか質問しても即答してくれる人はまずいません。「こちらで調査します」とか言って、1日ほっとかれます。

しかし、ほっとかれても何かしらしないといけません。そこで、何もわからないけれども調査を開始します。まわりからはどうなっているんだと言われている中、何も作業が進まない状態となるのです。

これが、残業が増加する原因なのではないかと思います。

原因3:お互いの都合を主張しあう

会社には会社のルールがあるのでその都合により、テストができないことや進捗が遅れることが多々あります。

こっちは、これがしたい。あっちは、これがしたいの横行です。

結局どちらかが妥協しなければならないのですが、その妥協点で障害が発生するなど、なかなか難しいところです。

これが、エラーなどが発生する原因となります。

原因4:単純作業&やり直しの繰り返し

時間が経つにつれて、自分の仕事が消化したと思ったら待っているのは「やり直し」です。

しかも、大体やる理由としては、お客様を納得させる理由を作るため。言ってくるんですよね、「大丈夫なのか!本当に大丈夫なのか!」って。ですので、ここまで試験しましたよ。という証拠を見せないといけません。

ですが、どうせわかってない人に見せる証拠なので結局単純作業を行うこととなります。

バグが発生しないような箇所を永遠にテストし続けるんですよ。そんなのモチベーションが続きません。

試験要領書作成やら、どうせエラーが発生しない箇所の試験やらetc…etc

きっと思うはずです。「何やってんだろう俺」って。

原因5:偉い人は人を増やせば何とかなると思っている

大問題点。

おそらくこれが、「20万人月」と呼ばれているもの。

基本、金を積めばやってもらえると思っているため金を積み増す。それで、金を積まれるなら儲けが出るので人を出します。

けど、その人はいきなり投入されても何をすればいいかわかりません。

はい終了。

人増やしてもなんともなりません。むしろ教育で逆に作業進まなくなります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

伝言ゲームで時間を使い、お互いの主張でエラーを発生させ、そのエラーを特定するためにまた伝言ゲームが始まる。こんなので終わるわけないですよね?

これが、デスマの発生する原因ではないかと私は思います。

デスマから逃れるには、第一にはかかわらないことですが、関わってしまったからには逃げろとしか言いようないです。

なってしまったものは、どうしようもありません。過労自殺や過労死する前に自己防衛しておいた方がいいです。

さて、本当にこのプロジェクトはどうなるのでしょうか。

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